第2章は土休日デーゲームダイヤについてです。
前回:第1章 野球臨とは何物なのか
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第2章 土休日デーゲームダイヤ編
■目次
①往路
②復路
コラム:オープン戦の野球臨



池袋線発臨時直通列車時刻表
2022年3月改正より土休日ダイヤでも通常ダイヤにおける日中の池袋線発狭山線直通西武球場前行は廃止されました。そのため土休日デーゲームにおける池袋線からの直通西武球場前行は全て臨時列車となります。基本的には保谷・所沢止まりの各停や所沢止まりの準急を延長し、各停・準急西武球場前行として運転します。西武新宿線本川越始発西武球場前行は所沢始発を延長する形で1本運転され、試合開始が13時の場合は本川越11:48発、14時開始では本川越12:48発となります。
2022年改正以前と比較すると前述の通り通常ダイヤの西武球場前行の直通列車が廃止(各停は石神井公園行に区間短縮、準急は所沢・小手指行に行先変更)され、これらの列車が区間延長や行先振替を行っていないため池袋発の直通列車は5本減便となりました。またデーゲーム野球臨では元町・中華街発の快速西武球場前行*1が2本運転されていましたが、これも西武球場前12時台着の1本のみに減便されました。なお所沢の工事の関係で西武新宿発の西武球場前行も休止になっています。所沢駅からの直通だと合計7本の減便。
・狭山線増発列車

狭山線増発列車時刻表
通常ダイヤにおける土休日の狭山線は日中15分間隔の4本/hとなっていますが、デーゲーム開催時には11時台5本、12時台6本、13時台8本、14時台5本と大幅に増便されます。増便分は基本的には池袋線発の直通列車ですが、その間を縫うように狭山線内完結列車も増発されます。
・ドーム号


特急時刻表
ベルーナドームでのオープン戦と1軍公式戦開催日には試合開始時間に応じてスタジアムエクスプレス特急ドーム号も1本運転されています。
・ひばり快急

ひばりヶ丘発快速急行前後の時刻表
前述の通りデーゲーム開催時には元町・中華街発の西武球場前行(7305レ)が運転されます。この列車は通常ダイヤでは快速急行小手指行(1805レ)です。野球臨では基本的に行先延長の形を取ることで区間によって減便が出ないようにしていますが、この場合は小手指行の優等列車が1本減便となっています。そのため小手指(以西)への速達性を確保するために、元町・中華街発快速西武球場前行と接続するひばりヶ丘発快速急行小手指行(通称ひばり快急)が運転されています。
この列車のからくりは以下の通り。まず小手指から保谷、さらに保谷折り返しでひばりヶ丘に来た回送を先に下り副本線に入線させひばりヶ丘始発の快速急行小手指行として待機させます。次に定期ではひばりヶ丘で後続の1805レに接続する新木場発の各停小手指行(6513レ)を野球臨では先行させます。その後7305レが来たら1805レと接続。この7305レはひばりヶ丘までは定期1805レのスジです。ひばりヶ丘を先に発車するのは1805レ。7305レから1805レのスジを引き継ぐことになります。一方の6513レは日中では使用しない清瀬下り副本線に入線し、1805レを退避します。これによりひばりヶ丘発車時点では6513レ、1805レ、7305レとなりますが、所沢着時点では6513レ、1805レ(、7305レ)と通常ダイヤ通りの順となります。その後1805レと6513レは通常ダイヤ通りで小手指まで運転されます。他方7305レは先行に6513レがおりこの区間は各停のため通常よりゆっくりになります。そのため所沢で後続の急行飯能行(2125レ)と接続できるようになっており、池袋から西武球場前へのアクセスも確保されるようになっています。
なおこのひばり快急は2021年までは2本運転されていましたが、前述の通り2022年3月改正より元町・中華街発の快速西武球場前行が1本に削減されたためひばり快急も1本になりました。またひばり快急には13Kに充当された東急車が運用についていましたが、2022年改正によりどうなるかは現時点では不明です。

ひばり快急に充当された東急5122F(2019年4月撮影)

・池袋線への臨時直通列車


池袋線直通列車時刻表(斜字は試合終了時間によって運転)
野球の試合終了時間は一定ではありません。そのため西武鉄道ではあらかじめ運行パターンを複数用意し、試合終了時間や駅や球場のピークによって運行パターンを決めています。ここまでは前章で説明した通りです。ではその運行パターンによって決められた直通列車の時刻はどうなのかというのが上の時刻表です。斜字のものが試合終了時間によって決定した運行パターンで運転される優等列車です。なお西武時刻表には7252レ、7254レ、7256レの池袋線内の時刻が載っていないため、その時刻については未調査としてます。
運転されるは優等列車は最大で西武球場前駅の留置能力マックスの4~6本。7~15分間隔で池袋行の優等列車が運転されるようになっています。またここに記載されていない狭山線の西所沢行定期列車も含めるとピーク時には常時7分間隔で西武球場前から列車を発車することが可能となっています。
これらの優等列車は池袋線内では基本的に定期の優等列車のすぐ前か後を走ります。退避・接続列車は帰宅野球臨に抜かされることを想定してあらかじめ通常ダイヤから停車時間に余裕を待たされていますが、必ずその駅では定期の優等列車による接続や追い抜きがあり停車時間が無駄になることはありません。そのため運行の有無による空退避の発生を未然に防ぎつつ、運行された場合には2段階退避することで帰宅野球臨の速達性も担保されています。また快速池袋行は清瀬にて後続の急行か特急を退避し、以後はその後を追います。快速は秋津に停車するため武蔵野線への乗り換え利用者には最大限の速達性を実現しつつ、秋津の次の駅の清瀬での退避によって定期列車にも支障が出ないようにしています。
なお復路も所沢行が延長される形で運転されている本川越行については、試合開始時刻によって西武球場前発時刻が異なりますが、試合終了時間によっては運転時間は左右されません。
・ドーム号

オープン戦や1軍公式戦開催時には復路のドーム号も運転されますが本川越行同様、試合開始時刻によって運行時刻が異なります。なおこちらも試合終了時間には左右されないため、試合展開によってはあらかじめ取った特急券が無駄になるか試合が最後まで見れないことや試合終了後のベルーナドームや西武球場前駅で長く待たされる場合があります。
ベルーナドームでのオープン戦は基本的に平日休日問わず基本的にデーゲームで開催されます。平日のデーゲームは来場者数があまり多くないため、平日のオープン戦では通常4両の狭山線を8両で運転することはあるものの野球臨として増発が行われることはほとんど運行されません。なお2022年3月15日のオープン戦はナイター開催でしたが、この時も野球臨の運行はありませんでした。
休日開催の場合は以下の3通りに分かれます。
・ドーム号のみ運転
・ドーム号+本数を減らして復路の優等列車を増発
・公式戦同様に運転
まず1つ目は特急のドーム号のみが運転されるパターンです。なおドーム号の運転は復路のみ運転する場合が多いです。
2つ目は(復路)ドーム号に加えて復路のみ無料優等列車の増発をするパターンです。筆者が見に行った試合では2019年3月23日の埼玉西武ライオンズVS横浜DeNAベイスターズ戦が該当します。また2020年シーズン中に観客者数の制限が行われていた時期にも、これに該当したり近かったりするパターンが存在しました。
3つ目は公式戦同様のダイヤで運行される場合です。このパターンは2022年3月19日から21日までの埼玉西武ライオンズVS東京ヤクルトスワローズ戦にて行われる予定です。通常ダイヤでは日中の西武球場前行が廃止されたことや前年度日本一チームを迎えての試合ということからこのパターンが取られたものと思われます。来シーズン以降もこの対応が取られるか注目です。

2019年3月23日に増発された西武球場前発の急行池袋行
次回 第3章 平日ナイターダイヤ編
続きます
前回:第1章 野球臨とは何物なのか
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第2章 土休日デーゲームダイヤ編
2022/9/26更新
■目次
①往路
②復路
コラム:オープン戦の野球臨

①往路
・池袋線発直通列車

池袋線発臨時直通列車時刻表
2022年3月改正より土休日ダイヤでも通常ダイヤにおける日中の池袋線発狭山線直通西武球場前行は廃止されました。そのため土休日デーゲームにおける池袋線からの直通西武球場前行は全て臨時列車となります。基本的には保谷・所沢止まりの各停や所沢止まりの準急を延長し、各停・準急西武球場前行として運転します。西武新宿線本川越始発西武球場前行は所沢始発を延長する形で1本運転され、試合開始が13時の場合は本川越11:48発、14時開始では本川越12:48発となります。
2022年改正以前と比較すると前述の通り通常ダイヤの西武球場前行の直通列車が廃止(各停は石神井公園行に区間短縮、準急は所沢・小手指行に行先変更)され、これらの列車が区間延長や行先振替を行っていないため池袋発の直通列車は5本減便となりました。またデーゲーム野球臨では元町・中華街発の快速西武球場前行*1が2本運転されていましたが、これも西武球場前12時台着の1本のみに減便されました。なお所沢の工事の関係で西武新宿発の西武球場前行も休止になっています。所沢駅からの直通だと合計7本の減便。
・狭山線増発列車

狭山線増発列車時刻表
通常ダイヤにおける土休日の狭山線は日中15分間隔の4本/hとなっていますが、デーゲーム開催時には11時台5本、12時台6本、13時台8本、14時台5本と大幅に増便されます。増便分は基本的には池袋線発の直通列車ですが、その間を縫うように狭山線内完結列車も増発されます。
・ドーム号


特急時刻表
ベルーナドームでのオープン戦と1軍公式戦開催日には試合開始時間に応じてスタジアムエクスプレス特急ドーム号も1本運転されています。
・ひばり快急

ひばりヶ丘発快速急行前後の時刻表
前述の通りデーゲーム開催時には元町・中華街発の西武球場前行(7305レ)が運転されます。この列車は通常ダイヤでは快速急行小手指行(1805レ)です。野球臨では基本的に行先延長の形を取ることで区間によって減便が出ないようにしていますが、この場合は小手指行の優等列車が1本減便となっています。そのため小手指(以西)への速達性を確保するために、元町・中華街発快速西武球場前行と接続するひばりヶ丘発快速急行小手指行(通称ひばり快急)が運転されています。
この列車のからくりは以下の通り。まず小手指から保谷、さらに保谷折り返しでひばりヶ丘に来た回送を先に下り副本線に入線させひばりヶ丘始発の快速急行小手指行として待機させます。次に定期ではひばりヶ丘で後続の1805レに接続する新木場発の各停小手指行(6513レ)を野球臨では先行させます。その後7305レが来たら1805レと接続。この7305レはひばりヶ丘までは定期1805レのスジです。ひばりヶ丘を先に発車するのは1805レ。7305レから1805レのスジを引き継ぐことになります。一方の6513レは日中では使用しない清瀬下り副本線に入線し、1805レを退避します。これによりひばりヶ丘発車時点では6513レ、1805レ、7305レとなりますが、所沢着時点では6513レ、1805レ(、7305レ)と通常ダイヤ通りの順となります。その後1805レと6513レは通常ダイヤ通りで小手指まで運転されます。他方7305レは先行に6513レがおりこの区間は各停のため通常よりゆっくりになります。そのため所沢で後続の急行飯能行(2125レ)と接続できるようになっており、池袋から西武球場前へのアクセスも確保されるようになっています。
なおこのひばり快急は2021年までは2本運転されていましたが、前述の通り2022年3月改正より元町・中華街発の快速西武球場前行が1本に削減されたためひばり快急も1本になりました。またひばり快急には13Kに充当された東急車が運用についていましたが、2022年改正によりどうなるかは現時点では不明です。

ひばり快急に充当された東急5122F(2019年4月撮影)
②復路

・池袋線への臨時直通列車


池袋線直通列車時刻表(斜字は試合終了時間によって運転)
野球の試合終了時間は一定ではありません。そのため西武鉄道ではあらかじめ運行パターンを複数用意し、試合終了時間や駅や球場のピークによって運行パターンを決めています。ここまでは前章で説明した通りです。ではその運行パターンによって決められた直通列車の時刻はどうなのかというのが上の時刻表です。斜字のものが試合終了時間によって決定した運行パターンで運転される優等列車です。なお西武時刻表には7252レ、7254レ、7256レの池袋線内の時刻が載っていないため、その時刻については未調査としてます。
運転されるは優等列車は最大で西武球場前駅の留置能力マックスの4~6本。7~15分間隔で池袋行の優等列車が運転されるようになっています。またここに記載されていない狭山線の西所沢行定期列車も含めるとピーク時には常時7分間隔で西武球場前から列車を発車することが可能となっています。
これらの優等列車は池袋線内では基本的に定期の優等列車のすぐ前か後を走ります。退避・接続列車は帰宅野球臨に抜かされることを想定してあらかじめ通常ダイヤから停車時間に余裕を待たされていますが、必ずその駅では定期の優等列車による接続や追い抜きがあり停車時間が無駄になることはありません。そのため運行の有無による空退避の発生を未然に防ぎつつ、運行された場合には2段階退避することで帰宅野球臨の速達性も担保されています。また快速池袋行は清瀬にて後続の急行か特急を退避し、以後はその後を追います。快速は秋津に停車するため武蔵野線への乗り換え利用者には最大限の速達性を実現しつつ、秋津の次の駅の清瀬での退避によって定期列車にも支障が出ないようにしています。
なお復路も所沢行が延長される形で運転されている本川越行については、試合開始時刻によって西武球場前発時刻が異なりますが、試合終了時間によっては運転時間は左右されません。
・ドーム号

オープン戦や1軍公式戦開催時には復路のドーム号も運転されますが本川越行同様、試合開始時刻によって運行時刻が異なります。なおこちらも試合終了時間には左右されないため、試合展開によってはあらかじめ取った特急券が無駄になるか試合が最後まで見れないことや試合終了後のベルーナドームや西武球場前駅で長く待たされる場合があります。
コラム:オープン戦の野球臨
オープン戦開催時に野球臨が運転されるかは、年度や試合開催日によって異なります。ベルーナドームでのオープン戦は基本的に平日休日問わず基本的にデーゲームで開催されます。平日のデーゲームは来場者数があまり多くないため、平日のオープン戦では通常4両の狭山線を8両で運転することはあるものの野球臨として増発が行われることはほとんど運行されません。なお2022年3月15日のオープン戦はナイター開催でしたが、この時も野球臨の運行はありませんでした。
休日開催の場合は以下の3通りに分かれます。
・ドーム号のみ運転
・ドーム号+本数を減らして復路の優等列車を増発
・公式戦同様に運転
まず1つ目は特急のドーム号のみが運転されるパターンです。なおドーム号の運転は復路のみ運転する場合が多いです。
2つ目は(復路)ドーム号に加えて復路のみ無料優等列車の増発をするパターンです。筆者が見に行った試合では2019年3月23日の埼玉西武ライオンズVS横浜DeNAベイスターズ戦が該当します。また2020年シーズン中に観客者数の制限が行われていた時期にも、これに該当したり近かったりするパターンが存在しました。
3つ目は公式戦同様のダイヤで運行される場合です。このパターンは2022年3月19日から21日までの埼玉西武ライオンズVS東京ヤクルトスワローズ戦にて行われる予定です。通常ダイヤでは日中の西武球場前行が廃止されたことや前年度日本一チームを迎えての試合ということからこのパターンが取られたものと思われます。来シーズン以降もこの対応が取られるか注目です。

2019年3月23日に増発された西武球場前発の急行池袋行
次回 第3章 平日ナイターダイヤ編
続きます
*1:みなとみらい線・東横線内特急、副都心線内急行